越後鍛冶の薪割り斧
2014年3月24日(月)
越後鍛冶が手作りする鉈や斧などをプロデュースする「久八」の高橋美奈さんを取材いたしました。
取材の後、薪割り斧をお借りしました。
斧には大別して輸入品の洋斧と日本で昔から作られてきた和斧があります。
和斧は私も以前から使っておりますが、久八の斧はそれに比べても画期的に扱いやすい。
刃は500匁。850mmの柄と併せた総重量は2.7㎏。
私は、重さがあって破壊力の高い斧より、軽量で扱いやすい斧が好きですが、このサイズと重量手ごろです。
切れ味、食い込み、割り裂き具合などについては、もう気持ちよくパカッ、パカッといきます。
それから画期的なのが柄の形状です。和斧の柄は、まっすぐなものが一般的なのですが、この久八斧は、洋斧によく見られる曲がり柄を採用しています。
これが手にしっくりとフィットします。
柄の端の微妙な曲がりが小指に絡んで、斧を振り下ろす際に力がギュッと入るんですね。
刃も柄もひとつひとつ職人の手作りです。
こういう斧を手に入れたら、一生モノになります。
とても、いい。