ネキリムシ
2010年5月27日(木)
ニンジンがネキリムシにやられた。
根切虫と書く。
夜蛾類の幼虫で、根、というか株元を食害する。
株を根元からポッキリ切られてしまうと、作物はもう育ちようがなくなるので、葉などを食べるアオムシなどよりたちが悪い。
作物を倒すのを楽しむ、愉快犯のようにも思えてならない。
昼間は土中に潜んでいて、夜になると這い出してきて悪さをする。
同じような習性をもつ害虫にヨトウムシと呼ばれるものもいる。
夜盗虫と書く。
悪そうでしょう。
ヨトウムシもネキリムシ同様に夜蛾類の幼虫の総称で、特にヨトウガの幼虫のこという。
葉を食害する非常なグルマンで、困ったムシだ。
食べ後にゴマ粒ほどの緑色のフンを残していく。とても失礼なやつだ。
いずれにしても被害を見つけたら、株元の土を指でちょいちょいと掘り起こすとである。
すると、腹を満たしていい気持ちで眠っていたであろう幼虫がゴロっと出てくる。
灰暗い体色をした、ちょっとグロテスクなムシである。
あとは適切に対処すればよろしい。